前日は花岡公園キャンプ場にて宿泊。テントを張ったまま空荷で竜飛岬まで往復するためだ。
津軽半島には5月のGWにも来ていて、今回はどうするか悩んだが天気が快晴だったため行くことにした。国道339号で津軽半島をほぼ一周する形で走った。竜飛岬そのものより、そこへ至る道と、その周辺にあるものの方が面白い半島だと思う。
ざっくり基本ルート
- 花岡公園キャンプ場出発
- 【津軽自動車道】浪岡IC〜五所川原北IC(無料)
- こめ米ロードで中泊まで北上
- 国道339号に合流してひたすら北上、竜飛まで
- 竜飛から南下(国道339号、県道14号)
- 大平から県道12号、国道280号バイパス(無料)で青森市内へ
- 青森市内から国道7号で南下、浪岡の花岡公園キャンプ場到着
全線2車線道路で走りやすい。竜泊ラインは若干ヘアピンカーブがあるので速度に注意。また山間部なので動物の飛び出しもありそうだ。
海、山を両方堪能できるルートだ。国道339号は交通量も少なく快走できる。路面もきれいに整備されていて、荒れや落石は見当たらなかった。
五所川原北ICから中泊まではこめ米ロードを使った方が信号も少なく便利。地元民もこちらを使っている様子だった。正式には五所川原広域農道で、藤崎町から中泊町まで続く全長50km超の広域農道にあたる。国道339号と並走していて、信号が少なく直線が多い。
タイムライン
このルートには14:18という動かせない時刻がある。青函トンネル入口広場を北海道新幹線が通過する時刻だ。ここを軸に前後を組み立てると、一日が無駄なく収まる。
| 時刻 | 場所 | メモ |
|---|---|---|
| 6:30 | 花岡公園キャンプ場 発 | テントは張ったまま、空荷で出発 |
| 8:00 | 湯らぱーく 着 | 8:00開店 |
| 9:30 | 湯らぱーく 発 | 朝風呂で眠気をリセット |
| 10:30 | 七ツ滝 | 道沿い。5分あれば十分、その後竜泊ラインを堪能 |
| 10:45 | 眺瞰台 | このあたりだけ曇り、青空を狙って写真撮影 |
| 11:30 | 竜飛岬 着 | 晴天。階段国道は上から |
| 13:00 | 竜飛岬 発 | 竜飛岬と階段国道で満足 |
| 13:20 | 浜どころ 海 | マグロのたたき丼1,000円。在庫終了次第閉店なので早めが安全 |
| 14:10 | 青函トンネル入口広場 着 | 余裕を持って到着 |
| 14:18 | はやぶさ上下2本 通過 | 1分差で2本 |
| 16:30 | 青森市内 通過 | 国道280号バイパス経由 |
| 18:00 | 花岡公園キャンプ場 着 | 到着後はポパイ温泉、その後いとく浪岡店で買い出し |
合計走行距離は200km程度。12時間は温泉と各スポットの滞在、休憩を含めた数字で、走りっぱなしならもっと短い。逆に言えば、朝8時に出ても夜までには戻れる。
買い出し関連
津軽半島の先端周辺は店が少ない。食事と給油は、半島に入る前か、青森市側に戻ってから済ませるのが無難だ。ガソリンは半分を切ったら入れておくくらいの感覚でちょうどいい。
五所川原側から行く場合、中泊以北はほとんどないため、マエダストア中泊店などで購入しておくと良い。外ヶ浜側から行く場合はマエダストア蟹田店が利用できる。どちらも朝9時頃から開いている。
立ち寄りスポット
| スポット | 料金 |
|---|---|
| 中泊町総合福祉健康センター 湯らぱーく | 400円 |
| 七ツ滝 | 無料 |
| 眺瞰台 | 無料 |
| 竜飛岬 | 無料 |
| 階段国道 | 無料 |
| 浜どころ 海(昼食) | 1,000円 |
| 青函トンネル入口広場 | 無料 |
この日かかったのは、温泉の400円と昼メシの1,000円だけ。1,400円で津軽半島を一周したことになる。
中泊町総合福祉健康センター 湯らぱーく
町営の日帰り温泉。入浴料は400円。サウナや小さいが露天風呂もあり。
朝8時から営業しているため、立ち寄って眠気をリセットした。木曜日のみ19時までで、それ以外は21時まで。年中無休。津軽半島に入る前の最後の温泉と考えていい。
七ツ滝
国道339号沿いにある高さ約21mの滝。7段の岩肌を伝って流れ落ちることから「七ツ滝」と名付けられたとされる。言われてみると確かに段になっていて、こげ茶の岩肌に白い流れが一本通っている。
竜泊ラインを小泊から北上すると右側に見えてくる。道沿いなので歩かずにすぐ見れるが、看板などがなく少し気づきにくいので注意。少ないが停めるスペースもあり。きちんとした駐車場ではないので、停める位置には気を使いたい。
夏に寄ると、滝の周りだけ空気がひんやりしている。走ってきた体を冷ますにはちょうどよく、5分あれば十分だが、5分止まる価値はある。
ここを過ぎると竜泊ラインの山岳区間が始まる。滝は海に流れ込んでいて、海と山が切り替わる地点の目印にもなっている。
眺瞰台
小泊から竜飛までの約20kmは「竜泊ライン」と呼ばれていて、その最高地点、標高475mに眺瞰台がある。展望台からは、これから走る道が海沿いまで蛇行して降りていくのが全部見える。走ってきた道を上から眺められる場所は、そう多くない。
ただしこの日は、眺瞰台のあたりだけ曇っていた。下界は晴れているのに、ここだけ雲の中にいる。これは偶然ではなく、海から上がってきた湿った空気が山で雲になるためで、竜泊ラインではよく起きるらしい。
重要なのは、眺瞰台が曇っていても岬は晴れている可能性が高いということだ。実際このあと、下って岬に着いたら晴天だった。ここでガスっているのを見て引き返すのは、たぶん一番もったいない判断になる。
竜飛岬と階段国道
岬に着いたら晴れていた。北海道が見える。
竜飛は風の名所として知られているが、この日もGWのときも、立っていられないような風ではなかった。ただし8月でも寒いと感じる。気温は20度くらいか。半島の先端で、海からの風がそのまま当たる場所なので、夏でも一枚羽織るものがあった方がいい。走ってきた体が冷える。
階段国道339号は、全国で唯一の「車が通れない国道」だ。龍飛漁港から龍飛埼灯台までの362段、全長388.2m、標高差約70m。
今回は上から覗いただけで、降りてはいない。下の方に集落があり、そこに繋がっている。階段が細く曲がりながら漁港まで続いていて、「道である」という感覚は上からでも十分に伝わる。
看板と標識を写真に収めて、それで満足した。全部降りないと意味がない場所ではないと思う。降りれば当然362段を登り直すことになるので、真夏にバイク装備でやる気にはならなかった。
浜どころ 海
竜飛を出て国道339号を南下し、三厩で昼食をとった。「浜どころ 海」という海鮮の店で、マグロのたたき丼が1,000円だった。
半島の先端には店がほとんどないと書いたが、三厩まで下りてくれば選択肢がある。むしろこの店は、わざわざ目的地にしてもいい部類だと思う。地元で揚がった魚を使っていて、料理は日替わり。仕入れによって中身が変わる。
ただし条件はきびしい。11:30開店で、終了時刻は在庫次第。在庫がなくなればそこで終わりなので、「14時まで営業」を信じて行くと閉まっていることがある。予約も不可。うに丼目当てに開店前から並ぶ人もいる店なので、確実に食べたいなら昼前に着く計画にしたい。
この日は13:20着で食べられたが、わりと際どいタイミングだったと思う。竜飛を12時台に出られるなら、ここをランチに組み込む価値は十分ある。
なお冬期(12月末〜3月末)は休業する。竜泊ラインの冬季通行止めとほぼ同じ期間で、冬の津軽半島の先端は道も店も静かになる。
青函トンネル入口広場
帰り道、今別町の青函トンネル入口広場に寄った。2015年に整備された展望台から、北海道新幹線が青函トンネルを出入りする様子を間近で見られる場所だ。
ここで新幹線の通過を撮ることができた。トンネルに吸い込まれていく瞬間が真正面から見える。本数が多い区間ではないので、通過時刻を調べてから行くか、ある程度待つ覚悟がいる。逆に言えば、時間を合わせて行けばほぼ確実に撮れる場所でもある。
14:18に下りはやぶさ17号、14:19に上りはやぶさ28号が通過するので、待ち時間なしで2本の新幹線を見ることができる。今回はこれを目指して到着し、時刻表通りの通過だった。1分差で上下2本というのは、この広場に来る理由として十分だと思う。
ダイヤは改正で変わるので、行く前に最新の時刻表を確認してほしい。
竜飛からの帰り道にちょうど位置しているので、組み込みやすい。
路面・注意事項
眺瞰台が曇っていても、竜飛岬は晴れていることがある
夏でも岬は寒い。羽織るものを持っていく
階段国道は上から見るだけでも成立する
三厩の「浜どころ 海」は在庫終了次第閉店。昼メシに組み込むなら12時台には着きたい
青函トンネル入口広場は14時台が狙い目。ただしダイヤは要確認
竜泊ラインは11月中旬から4月中旬まで冬季通行止め。この区間が閉まると津軽半島の一周ができなくなる
半島先端に店はほぼない。給油と食料は中泊か蟹田まで
拠点を浪岡に置けば、空荷で一日回れる
ほかのキャンプ場やツーリングの記録はツーリング記録の一覧にまとめてある。
※道路状況・施設の営業状況は訪問時点のものです。特に竜泊ラインの通行可否は季節によって変わるため、最新情報をご確認ください。











