翌日にはオーシャン東九フェリーに乗って東京へ戻る必要がある。その為やや距離はあるが徳島周辺まで行くことにした。今回のメインは金刀比羅宮の785段を登り切ることだ。
ざっくり基本ルート
西条から国道11号で東へ。四国中央市で山側に逸れて天満峠の仏崎展望所、そこから観音寺でうどんと銭形砂絵、三豊の父母ヶ浜、内陸に入って琴平の金刀比羅宮。最後は東かがわを抜けて徳島県の松茂まで。約250km。
この日の宿を松茂にしたのは、翌朝のフェリーが徳島港だから。朝の移動を減らしたくて、前の晩のうちに県境を越えておいた。結果として東かがわあたりで完全に日が落ちて、最後の1時間は暗い中を走ることになった。
タイムライン
| 時刻 | 場所 | メモ |
|---|---|---|
| 8:00 | 西条セントラルホテル | 出発 |
| 9:30 | 天満峠 仏崎展望所 | 四国中央市と瀬戸内海を一望 |
| 11:00 | 柳川製麺所(観音寺) | うどん500円 |
| 12:00 | 銭形展望台(琴弾公園) | 寛永通宝の砂絵 |
| 13:00 | 父母ヶ浜 | 干潮に合わず |
| 15:00 | 金刀比羅宮 | 785段を往復 |
| 18:00 | 東かがわ | ここで真っ暗に |
| 19:30 | ホテルニュースカイルート | 夕食は近くの定食、900円 |
天満峠 仏崎展望所
当初は国道11号で四国中央方面に行く予定だったが、愛媛県道13号でも行けることが分かり、こちらを選択することにした。
新居浜市内を通り過ぎ、天満峠へ。国道11号をそのまま走っていたら絶対に寄らない場所。四国中央市の土居町天満、県道13号沿いにある小さな展望所で、無料。ただし駐車場という整備されたものはなく、待避所のような路肩スペースに停める形になる。
上がってみると、眼下に四国中央市の平地と工場、その先に瀬戸内海が広がっていた。朝の斜めの光が海に当たって、沖の島影が薄く浮いている。製紙の街なので煙突が何本か立っているのだが、それも含めて風景として収まっているのが面白い。
人は誰もいなかった。看板も控えめで、観光地として作られていないぶん、着いたときの「見つけた感」がある。この日の中では一番静かな時間だった。
柳川製麺所
香川県に入り、うどんをGooglemapで検索。柳川製麺所をターゲットにした。観音寺のうどん屋、創業90年以上の製麺所で、8時から15時、玉がなくなり次第終了、木曜定休。
製麺所なので構えは地味で、観光客向けの飾りはない。路地沿いの普通の建物で、のぼりがなければ通り過ぎる。客は地元の人が中心だった。
細めの麺で、喉越しで食べさせるタイプ。コシで押してくる讃岐うどんのイメージとは少し違って、するすると入っていく。500円。この旅で一番安い食事だったのに、満足度は上から数えたほうが早い。
香川のうどんは観光地価格の店と地元価格の店がはっきり分かれているので、少し外れたところの製麺所に入ると値段が一段下がる。
銭形砂絵・琴弾八幡宮 本殿
観音寺の有明浜に描かれた砂絵で、大きさは東西122m、南北90m、周囲345m。見ると健康で長生きしてお金に困らない、という話になっている。
形がきれいに見えるのは琴弾山の山頂にある銭形展望台から。麓から琴弾公園内のドライブウェイで上がれるが、この道は一方通行で、途中のトンネルに車高3m・車幅2.1mの制限がある。バイクなら制限は気にしなくていいが、入口を間違えると麓から回り直しになる。
砂絵そのものは、思っていたよりはっきり見える。風や雨で崩れるたびに人の手で整えられているそうで、輪郭が妙に鋭い。文字が読めるのは展望台からだけなので、ここを外すと「ただの白い砂浜」で終わる。
同じ琴弾公園の中に琴弾八幡宮があるので、せっかくなので本殿にも寄った。山の上にあるぶん人が少なく、境内は静かだった。
参道の石段を上から見下ろすと、石の手すりの向こうに町が見える。この日はあとで785段が控えているので、ここでは長居しなかった。
ドライブウェイは一方通行だが一部ヘアピンカーブがきついところが2箇所ある。速度には注意。
父母ヶ浜
三豊の海岸で、干潮と無風が重なると水面が鏡になる。駐車場は無料で300台ぶんある。
着いたのは昼過ぎで、潮も時間も合っていなかった。鏡にはならなかったが、引いた砂浜に水が薄く残っていて、浅いところだけ空が映っていた。狙いの絵は撮れなかったものの、人が少ないぶん静かで、これはこれで悪くない。
30分くらい色々な角度で撮影を試みたが、成功といえる写真は撮れなかった。やはり夕方頃に行くのがベストだろうか。
本気で狙うなら干潮と日没が重なる日を選んで、夕方の時間を丸ごと空けておく必要がある。横断の途中に挟む場所ではない、というのが正直なところ。逆に言えば、通りがかりで寄るなら期待値を下げておいたほうが楽しめる。
金刀比羅宮
こんぴらさん。参道口から御本宮まで785段。
金刀比羅宮には専用の参拝者駐車場がなく、町内の駐車場に置いて歩く形になる。御本宮近くまで上がれる車輌乗入の予約制度もあるが、対象は乗用車・マイクロバス・タクシーで、自転車とバイクは乗り入れできない。原則全員、石段を登ることになる。
バイクは琴平駅の近くにある無料駐輪場に停めた。近くに有料のパーキングが複数ある。
ブーツで785段は正直きつい。途中の旭社あたりで一度足が止まった。
海の神様なので、奉納されている絵馬には船の絵が多い。交通の神でもあるから、バイクで来て手を合わせるのも筋としてはおかしくない。
登りきると讃岐平野が開けて、奥に讃岐富士が見える。ここまで来ないと見られない景色なので、登る価値はある。
東かがわから松茂へ
琴平を出たのが17時前。国道11号に戻って東へ向かううちに日が落ちて、東かがわに入る頃には完全に真っ暗になった。
この区間は街灯が途切れるところがあり、しかもトラックが多い。日中なら何ということもない道だが、暗くなってからの単独走行は神経を使う。県境を越えて松茂に着いたのは19時半頃だった。
松茂は徳島阿波踊り空港から車で5分ほどの場所で、翌朝の徳島港までが近い。宿代3,000円、夕食は近くで定食900円。最終日の朝に慌てずに済んだので、この判断は正解だった。
路面・注意事項
- 天満峠の仏崎展望所には駐車場がない。路肩のスペースに停めるので、交通の妨げにならない位置を選ぶこと
- 柳川製麺所は15時まで、木曜定休。玉がなくなると早く閉まる
- 琴弾公園のドライブウェイは一方通行。きついヘアピンが2か所あるので速度に注意。入口を間違えると麓から登り直し
- 父母ヶ浜は干潮と日没が重ならないと鏡にならない。潮見表を先に見ておく
- 金刀比羅宮はバイクの乗り入れ不可。町内の駐輪場・駐車場に置いて785段を歩く。往復1時間半〜2時間
- 国道11号は交通量が多く信号も多い。200kmという数字以上に時間を食う
- 東かがわ〜板野の夜間走行は街灯が少なくトラックが多い。日没までに通過できる行程が理想
関連リンク
ほかのキャンプ場やツーリングの記録はツーリング記録の一覧にまとめてある。
※道路状況・施設の営業状況は訪問時点のものです。山間部の道や施設の営業時間は季節によって変わるため、最新情報をご確認ください。















