銀行を引っ越しただけで65,000円。条件を並べたら7つあった

2026.10.25公開

先日の記事で、990万円をみずほからSBI新生へ移した話を書いた。そのとき「別記事で書く」と置いたままにしていたのが、このキャンペーンの話だ。

結論から書くと、条件を達成した分の合計が65,000円になった。金利とは別に、口座を移したこと自体でついてきた金額だ。

最初に断っておくと、このうち最大のものは2026年9月30日で終了している。これから同じ条件で申し込むことはできない。それでも書き残すのは、この種のプログラムが形を変えて繰り返されるからで、次に同じものが来たときに自分で見返すためだ。

65,000円の内訳

ひとつのキャンペーンではなく、3つのプログラムが重なっている。条件の単位で数えると7つになる。

プログラム 条件 金額
お引越しキャンペーン 第1弾 ハイパー預金残高1,000万円以上 50,000円
同 第2弾 振込予約1回+スマホATM1回 2,000円
ウェルカムプログラム 特典1 新規口座開設 1,500円
同 特典2 SBI証券と米ドル入出金 1,500円
同 特典3 口座振替による引き落とし 2,000円
同 特典4 給与振込入金 5,000円
ハイパー預金開設キャンペーン 開設+エントリー 3,000円
合計 65,000円

一番大きいのはお引越しキャンペーンの第1弾で、残高によって段階が変わる。

残高 金額
30万円以上 2,000円
50万円以上 5,000円
100万円以上 10,000円
300万円以上 20,000円
1,000万円以上 50,000円

みずほ銀行の預金を金利の高い銀行に移す予定だったので、最初から一番上の段に届く位置にいた。これがこのタイミングで動いた理由でもある。

やったこと

8月24日に総合口座パワーフレックスの開設が完了した。

9月2日にSBIハイパー預金を申し込み、翌3日に開設完了の通知が届いた。SBI証券とSBI新生銀行のあいだで資金を自動で動かせる円普通預金で、お引越しキャンペーンはこの口座の開設が前提条件になっている。銀行口座から10日ほどかかった計算になる。

エントリーはプログラムごとに別々に行った。ここが一番の落とし穴で、条件を全部満たしてもエントリーがなければ0円になる。

9月30日23:59時点の残高が1,000万円以上の段に入っていることを確認して、第1弾の50,000円が確定した。

10月に入ってから第2弾の2つを片付けた。スマホATMで1万円以上の入出金を1回、振込予約で1万円以上の振込を1回。どちらも作業自体は数分で終わる。

ウェルカムプログラムの特典1から4も、同じ期間のうちに条件を満たした。給与振込は10月分だけ5万円をSBI新生へ回して、条件の1回3万円以上をクリアしている。11月以降はみずほに戻した。メインバンクを移したわけではなく、条件を通すために1回だけ経路を変えた形だ。

取らなかった特典

ウェルカムプログラムで唯一見送ったのが特典5で、円から米ドル定期預金を100万円以上預けると1,000円という条件だった。

これは為替リスクを取る話になる。1,000円のために、NISAの原資として置いてある資金の計画を崩す理由はなかった。もらえるものを全部もらう、という発想にすると本来の目的がずれる。ここは取らない判断をした。

引っかかりそうなところ

条件を読み込んでいて、見落としやすいと感じた点を並べておく。

エントリーがプログラムごとに別手続きになっている。ウェルカムプログラムは専用フォーム、キャッシュプレゼントはアプリから、と入口も違う。口座を開いてお金を置くだけでは対象にならない。

締切がそれぞれ違う。お引越しキャンペーンの第1弾は9月30日、第2弾は10月31日。ウェルカムプログラムは口座開設月を含む3ヶ月目の末日なので、8月開設の自分は10月31日だった。残高判定が終わった時点で終わったと思い込むと、後ろの分を落とす。

判定日の残高に条件がある。振込やスマホATMを使った日の23:59時点で円普通預金残高が1万円未満だと、条件を満たしても対象外になる。

名前の似たサービスがある。「定額自動振込」は対象だが、ハイパー預金側の「定額自動振替」は対象外と明記されている。

給与振込は電文種目で判定される。勤務先から「給与」として送られた場合のみ対象で、「振込・振替」だと金額が足りていても対象外になる。自分の場合は1回だけで条件を満たせたが、ここは勤務先側の処理に依存する。

開設までに日数がかかる。銀行口座とハイパー預金は別の手続きで、自分の場合は10日ほど空いた。残高判定日から逆算すると、動き出しが遅いと間に合わない可能性がある。

併用の可否に注意書きがある。ウェルカムプログラムには「口座開設を対象とした他の景品類の付与対象となった場合は対象外」という条項がある。お引越しキャンペーンはハイパー預金の開設が対象なので併用できると読んで動いたが、最終的な判定は入金で確認するしかない。

1年分の利息と足すと

定期預金の利息が税引後で約109,726円。プログラムの合計が65,000円。足すと約175,000円になる。

自分の年間生活費は約217万円なので、ほぼ1か月分にあたる。銀行を移して、口座を開いて、振込を1回とATMを1回。それだけで出た金額だ。

もちろん、990万円という原資があったから50,000円の段に届いた。30万円なら2,000円で、手間に見合うかは人による。

ただ、どうせ置いておくお金の置き場所を変えるだけなら、やらない理由のほうが見つけにくい。

なお、SBIハイパー預金の金利は2026年10月に年0.60%へ引き上げられた。定期に入れていない分の置き場所としても、以前より条件がよくなっている。

残っている作業

入金時期はプログラムごとに違う。お引越しキャンペーンは2026年12月末頃、ウェルカムプログラムは口座開設月を含む6ヶ月目の末日までとされている。

どちらも「入金前に口座を解約すると対象外」という条件がついている。解約する予定はないが、全額の着金を確認するまでは口座をそのまま置いておく。

12月末に一度、通帳を見る日をつくる。それだけ決めて、この件は終わりにする。

参照した条件ページ

※本記事には終了したキャンペーンの記録を含みます。条件・金額は当時のものです。

本記事は個人の記録であり、特定の金融商品の推奨や投資・税務上の助言ではありません。制度の適用可否は個々の状況によって異なります。

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