自分の生活費を、ずっと「月14万円」と言ってきた。同じ口から「実質18万円」とも言っていた。
どちらも嘘ではないが、並べると矛盾している。年末が近いので、一度ぜんぶ並べて数え直した。
結論から書くと、差はバイクの車検だった。
毎月出ていく分:139,000円
| 項目 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|
| 家賃 | 55,000円 | 1K・一人暮らし |
| 食費(外食含む) | 50,000円 | |
| 予備枠 | 18,000円 | 日用品・散髪・衣類など |
| 水道光熱費 | 9,000円 | 電気・ガス・水道の合計 |
| 携帯・ネット | 7,000円 | ahamo+ahamo光 |
| 合計 | 139,000円 |
家賃と食費で105,000円。この2つで全体の75%を占めている。逆に言えば、残りはもう削りようがない。
水道光熱費が月9,000円で収まっているのは、節約を頑張っているというより、家にいる時間が短いからだと思う。自炊はするが凝ったことはしない。エアコンは使うときは使う。
酒・煙草・ギャンブル・ゲーム課金はやらない。我慢しているのではなく、もともと興味がない。ここが空欄なのは、節約の工夫ではなく単なる相性だと思っている。
家賃55,000円は、都内にしては安い部類だ。ただし都心までは1時間近くかかる場所で、通勤時間を払って家賃を下げている構造になっている。築年数の古い物件だが、バイクを屋根付きで無料で置けるのが決め手だった。この「駐輪場代ゼロ」が、あとで出てくる駐車場代の話に効いてくる。
食費50,000円は高いのか
一人暮らしで月50,000円は、やや高い部類かもしれない。ここは意図して使っている部分なので、中身を書いておく。
基本は自炊だが、スーパーの惣菜や刺身も自炊のうちに数えている。外食は週に1〜2日程度。
買い方には決まりがある。閉店時刻から逆算して、半額が貼られる時間に行く。近所の店は20時閉店なので、19時15分あたりが狙い目になる。定価や3割引のときは買わずに引き返すこともある。
| 商品 | 定価 | 半額 |
|---|---|---|
| ブリの刺身 | 699円 | 約350円 |
| 刺身の盛り合わせ | 1,000円 | 500円 |
| 寿司10カン | 1,200円 | 600円 |
一方、野菜と肉は近所の店ではあまり安くならない。こちらは土日に激安スーパーへ行き、2〜3日分をまとめて買う。イオンやヨーカドー、いなげやには基本的に行かない。品質や利便性の問題ではなく、自分の買い方と噛み合わないというだけだ。
出勤日の1日はだいたいこうなる。
| 内容 | 金額 | |
|---|---|---|
| 朝 | ゆで卵+α | 50〜100円 |
| 昼 | 社食600円/外食800円/前日の半額弁当500円 | 約600円 |
| 夜 | 半額の惣菜を数点 | 約800円 |
| 計 | 約1,500円 |
1日1,500円なら月45,000円。残りの5,000円が週末の外食や、たまに食べたいものを定価で買う分にあたる。計算は合っている。
削ろうと思えば削れる。ただ、食は数少ない楽しみなので、ここは落とさないことにしている。
それに、半額シールを探すこと自体が宝探しのようで、苦ではなく楽しい。節約として我慢しているのではなく、趣味として成立してしまっている。この逆算の癖がツーリング先でも出るので、ご当地スーパーの記事では訪問時刻と値引き状況を毎回記録している。
年に数回だけ出ていく分:467,100円
毎月の表には出てこないが、確実に出ていく金額がある。
| 項目 | 年額 | 備考 |
|---|---|---|
| 長距離ツーリング | 150,000円 | 年1回 |
| 近場のツーリング | 120,000円 | 月平均10,000円 |
| 中距離ツーリング | 70,000円 | 年1回 |
| バイク維持費 | 70,000円 | 消耗品・整備 |
| 任意保険 | 24,000円 | 20等級 |
| Genspark(年契約) | 25,110円 | |
| Amazon Prime | 5,990円 | |
| JAF 家族会員 | 2,000円 | |
| 合計 | 467,100円 |
サブスクは2つで31,100円。月あたり2,592円になる。ここは増やさないようにしている。
「14万円」と「18万円」の正体
この2つを足すと、こうなる。
| 年額 | 月平均 | |
|---|---|---|
| 毎月の分(139,000円×12) | 1,668,000円 | 139,000円 |
| 年に数回の分 | 467,100円 | 38,925円 |
| 小計 | 2,135,100円 | 177,925円 |
| バイク車検(100,000円÷2年) | 50,000円 | 4,167円 |
| 合計 | 2,185,100円 | 182,092円 |
車検を入れなければ月約17.8万円。入れると月約18.2万円。
ずっと「14万円」と言っていたのは毎月の表のことで、「18万円」と言っていたのは下の表のことだった。数え方が2つあっただけで、どちらも実態を指していた。
ただ、これを混ぜて話すと自分でも分からなくなる。これからは**毎月139,000円、年214万円(車検のある年は219万円)**と書くことにする。
ちなみに車検は2026年8月に更新済みで、次は2028年8月。だがその時期に売却を考えているので、この5万円は今後発生しない可能性が高い。
削らないと決めているもの
年間イレギュラー467,100円のうち、ツーリング関連が340,000円。全体の7割を超える。
ここを削れば年34万円が浮く。NISAの年間枠の1割近い。計算上は、削ったほうが資産は増える。
それでも削らない。資産を増やすのは手段で、目的ではないからだ。60歳で1億円という目標を立てているが、そこに到達するまでの19年を、何もしない19年にする気はない。
無料のキャンプ場に泊まり、ご当地スーパーで見切り品を買い、一般道で走る。宿は5,000円を超えないようにして、有料キャンプ場も1,000円までにしている。それでも年34万円は出ていく。この34万円は、削る対象ではなく、払う理由のほうだと思っている。
食費と予備枠も同じで、ここを切り詰めると生活のほうが先に荒れる。手を出さない。
これから増える支出
今の生活費が安いのは、バイクしか持っていないからだ。しかも駐輪場代がかからない。
| 時期 | 予定 |
|---|---|
| 2027年1月 | 125ccを売却(自賠責が2027年8月に切れる前に処分) |
| 2028年8月 | 大型バイクを車検を通さず売却(10万km近く、値はほぼ付かない見込み) |
そのあと、自動車を持つかどうかを決めることになる。候補は軽自動車(新車250万円)+125ccスクーターなど。
自動車を持つと、駐車場代が月1万円かかる。これが一番大きい。
月1万円 × 12か月 × 17年=約200万円。
車両価格とは別に、置き場所だけで200万円出ていく計算になる。125ccはファミリーバイク特約で保険を安くできるが、駐車場代は動かせない。今の「駐輪場・無料」という条件が、生活費の表のどこにも現れないまま効いている。
収入との関係
2027年の家計に当てはめるとこうなる。
| 年額 | |
|---|---|
| 手取り | 約234万円 |
| 賞与(手取り推定) | 約110万円 |
| 生活費(車検込み) | ▲219万円 |
| iDeCo(月62,000円) | ▲74万円 |
| 残り | 約51万円 |
給料から投資に回せるのは年50万円ほどしかない。NISAの年間枠は360万円なので、まったく足りない。
足りない分をどう埋めるかはSBI新生の定期に990万円。同じ金利なら3ヶ月でいい、と思ったら違ったに書いた。生活費を削って埋めるのではなく、別の原資を当てる形にしている。
数え直してみて
やったことは、数字を2つの表に分けただけだ。それでも分かったことがある。
生活費のうち、意思で動かせる部分は思ったより少ない。家賃・食費・固定費で月139,000円はほぼ固定で、動かせるのは年間イレギュラーの467,100円、そのうち34万円はツーリングで、そこは削らないと決めている。
つまり削れる余地はほとんど残っていない。これは悲観ではなく、確認だ。支出を削る方向はもう伸びしろがないので、増やす側(収入・利回り・制度の使い方)で埋めるしかない、という前提が確定したことになる。
毎月家計簿をつける予定はない。年に一度、こうして並べ直せば十分だと思っている。
※ 金額は2026年10月時点のもの。料金プランや保険等級は変動する。


