愛媛県|夕やけこやけライン|宿毛から松山へ、市場食堂と下灘駅を挟んで北上する一日

四国 / 愛媛県2026.09.23訪問ツーリングルート

咸陽島公園から松山まで、国道56号で愛南・宇和島・八幡浜と北上して、最後は海沿いの378号。終日晴れ、走行約220km。

四国ツーリング6日目。宿毛の咸陽島公園から松山まで、四国の西側を北へ上がる一日。この日以降はキャンプではなくホテル泊にしたので、テントを畳んで朝8時に出発した。

咸陽島公園の朝、堤防の先に浮かぶ咸陽島

ざっくり基本ルート

咸陽島公園 → 国道56号 → 愛南町・深浦(市場食堂)→ 宇和島城 → 八幡浜 → 国道378号「夕やけこやけライン」→ 下灘駅 → 松山(道後)

56号をまっすぐ北上すれば松山まで3時間ちょっとで着く。ただそれだと何も残らないので、八幡浜から海沿いの378号に振った。この寄り道のぶんが距離と時間になっている。

タイムライン

時刻 場所
8:00 咸陽島公園キャンプ場 出発
9:30 愛南町・深浦/市場食堂
11:30 宇和島城
13:30 八幡浜
14:30 国道378号・下灘駅
16:00 ホテル:アビスイン道後・松山着
夜 道後温泉

漁協の食堂で朝から刺身

ここまではご飯はスーパー中心だったため、食堂で海鮮を食べることにして、Googlemapで良さげな店を調べたところ、愛南市場食堂を選択することにした。

愛南町の深浦漁港、漁協の敷地にある「市場食堂」。建物の看板は「漁民厚生施設」で、横に小さく「市場食堂」と出ている。知らずに通ったら食堂だと気づかないと思う。

9時30営業と書いてあったので、時間調整しながら向かったのだが、この日は祝日で10時からの営業のようで30分ほど時間を潰すことになった。

深浦漁港にある「漁民厚生施設」の建物。中に市場食堂が入っている

入口に番号カードを取る台があって、「番号の順番でまわるため1組1枚取って下さい」と手書きで貼ってある。奥の黒板には本日の入荷。この日は「本日かつおの入荷はないです」と赤字で書かれていた。日戻りのカツオが名物なので、そこを狙うなら入荷状況を見てから動いたほうがいい。

市場食堂の入口。番号カードの台と、本日の入荷が書かれた黒板

カードと携帯での支払いは不可、冷凍のカツオは使わない、水とおしぼりはセルフ。営業は平日9時30分〜15時、土日祝は10時〜15時、ラストオーダー14時30分、月曜定休。

頼んだのは刺身の定食で1,800円。しらすを乗せた丼と、鯛とカツオの刺身、卵を溶いたタレが付いてくる。宇和島の鯛めしと同じ食べ方で、刺身をタレにくぐらせて飯に乗せる。この旅でいちばん高い食事だったけど、ここは出す価値があった。

市場食堂の刺身定食。しらす丼、鯛とカツオの刺身、溶き卵のタレ

食べ終わった頃にはお客さんも並んでいたため結構な人気店なのかもしれない。機会があれば改めて日戻りカツオを食べてみたい。

宇和島城

56号に戻って宇和島へ。城山の下にバイクを置いて、石段を登る。城山下の駐車場は24時間営業で普通車1時間100円、46台。自転車とバイクは登城口付近に無料で置けた。

宇和島城の登城道。木立の中を苔むした石段が続く

現存天守十二城のひとつ。登城道は石が苔むしていて、雨のあとは滑ると思う。20分ほど登ると、芝生の広場の奥に三層の天守が建っている。中には入らず外から見ただけだけど、背景の山と空だけで十分だった。

階段は300段くらいだろうか。一段一段が高いので、想像以上に大変かもしれない。翌々日には金刀比羅宮へ行ったが、それと同レベルの疲労感はあった。

登りきる手前で、高く積まれた石垣が現れる。天守そのものより、この石垣のほうが城に来たという感じがした。

宇和島城の石垣。手前に芝生が広がる

青空の下に建つ宇和島城の三層天守

途中の道からは宇和島の市街と湾が見下ろせる。クレーンの立つ港と、その先に重なる島影。登った甲斐のある眺めだった。

夕やけこやけライン

宇和島から更に北上し、西予市→八幡浜市へ移動。宇和島市から西予市までは無料の高速が繋がっているので距離を稼げる。

八幡浜からは国道378号へ。大洲市から伊予市へ海沿いに続く区間に「夕やけこやけライン」の愛称が付いていて、伊予灘を右手に見ながら走ることになる。

名前のとおり夕方がいちばんいい道なのだろうけど、この日は14時台の通過。それでも海の色は十分だった。56号の内陸ルートより信号が少なく、海面の高さをそのまま走っている感覚がある。

下灘駅

378号沿いの、ホームのすぐ向こうが海の駅。写真で見たことがある人は多いと思う。

下灘駅のホームに停まる普通列車と、その向こうに広がる伊予灘

実際に立ってみると、思っていたより何もない。ホームと屋根と、柵の向こうの海だけ。そこへ列車が入ってくると急に絵になる。時刻表を見て待つ価値はある。

下灘駅の駅名標。すぐ後ろが伊予灘の海

駅舎側には丸い郵便ポストが立っていて、こちらも定番の構図。平日の午後でも数組いた。この時は運良く普通列車が到着してから直ぐに来た。

下灘駅は観光客でごった返しているが、普通列車から降りた乗客は誰もいなかったのが印象的だった。完全な観光スポットと言えるだろう。

下灘駅の木造駅舎と、赤い丸型の郵便ポスト

駐車場は伊予市が案内を出していて、登り口付近のスペースは狭く混雑するため、国道378号の標識のとおり大洲(長浜)側から入るよう呼びかけられている。バイクなら問題なく置けるけれど、路上駐車は禁止なので素直に駐車場へ。

松山と道後温泉

16時に松山着。泊まったのはアビスイン道後・松山。キャンプ連泊のあとで洗濯物が溜まっていたので、まずコインランドリーで洗濯を済ます。300円。

路面電車の勝山町電停がホテルの正面で、徒歩1分。道後温泉にも松山城にもここから行ける。バイクは建物の横のスペースに無料で置かせてもらえた(クルマ用の立体駐車場は1泊600円で高さ制限があるので、四輪の人は先に確認したほうがいい。

それで朝食バイキング付きの3,600円。朝は7時から食べられる。この立地でこの値段は破格で、やはり宿泊はタイミングが重要だと改めて実感した。

荷物を置いてから道後へ。道後温泉駅は明治の駅舎を再現した建物で、夜になると灯りが入る。スターバックスが同居しているのが面白い。

夜の道後温泉駅。復元された明治の駅舎にスターバックスが入っている

道後温泉本館は1階の浴室が大人700円。保存修理を終えた建物を夜に見上げると、窓のステンドグラスが光って別の建物のように見える。

夜の道後温泉本館。窓のステンドグラスに灯りが入っている

道後温泉本館の入口付近。色鮮やかな装飾と灯り

本館のそばの広場では、床にプロジェクションマッピングが投影されていた。番傘と花の柄が地面いっぱいに広がっていて、浴衣の人が写真を撮っていた。

道後温泉本館前の広場に投影された、番傘と花柄のプロジェクションマッピング

夕食は道後温泉近くのスーパー、フジ道後店でいつも通り半額の惣菜と刺身を入手。確か20時過ぎだったと思うが、大半の商品が売り切れていたので19時30頃には値引きされていたのかもしれない。閉店は22時。

温泉街で食べると一気に跳ねるので、ここは普段どおりにした。

今回は時間の都合上行けなかったが、ロープウェイで松山城へ行くのも良さそう。路面電車も通っているので交通機関で来るのもアリかもしれない。

路面・注意事項

  • 国道56号は宇和島周辺でトンネルと登坂が続く。交通量はあるが走りやすい

  • 西予市から八幡浜市までは愛媛県道25号を使う。海沿いに国道378号があるが、八幡浜市までは狭路もあり推奨はしない

  • 下灘駅の駐車場は大洲(長浜)側から入る。路上駐車は禁止。

  • 市場食堂は月曜定休、14時30分ラストオーダー。カツオの入荷は日によるので、目当てなら事前確認を

  • 宇和島城の登城道は石段。雨のあとは滑る。バイクブーツだと歩きにくい

  • 松山市街は夕方の渋滞がある。松前町から松山までの国道56号は中々の混雑。16時着でちょうどよかった

  • 宿を取るなら路面電車の電停近くが便利。道後温泉はバイクを置いてから市電で行ったほうが気楽

関連リンク

ほかのキャンプ場やツーリングの記録はツーリング記録の一覧にまとめてある。

※道路状況・施設の営業状況は訪問時点のものです。特に竜泊ラインの通行可否は季節によって変わるため、最新情報をご確認ください。

道路状況・施設の営業状況は訪問時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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