四国ツーリング3日目。美濃田の淵から国道32号で南へ抜け、高知市を通り、須崎で風呂に入ってから越知町に入った。目的地はここではなく、翌日の四国カルストだった。
標高1,400mの稜線を走る道に、荷物を満載したまま上がりたくない。かといって前日に麓まで詰めておきたい。その条件で地図を見ていて出てきたのが、この宮の前公園キャンプ場だった。無料で、予約がいらなくて、国道33号から数分。結果としてここに2泊することになる。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 高知県高岡郡越知町越知丙734-1 |
| 問い合わせ | 越知町役場 0889-26-1164 |
| 料金 | 無料(協力金については後述) |
| 予約 | 不要 |
| サイト | フリーサイト(えのきの森・桜・土手の3エリア) |
| トイレ | スノーピークかわの駅おち1階(営業時間外も利用可)、ウォシュレット/土手側に仮設トイレ |
| 炊事場 | なし(仮設トイレ横の水道は水汲み程度なら可) |
| 駐車場 | あり・無料 |
| ゴミ | 持ち帰り |
| アクセス | 高知市内から車で約60分、伊野ICから約40分 |
炊事場がないのは美濃田の淵と同じ。四国の無料サイトはこの構成が多いのかもしれない。
料金のこと
利用料は無料。越知町の公式ページにも「予約、使用料不要」と明記されている。
ただし記事を書くにあたって調べていたら、最近は一人100円程度の協力金という記載を見かけた。自分が泊まったときはその存在を知らず、結果として払っていない。受付らしい受付もなく、気づく機会がなかった。
無料で使わせてもらっている以上、仕組みがあるなら払うべきものだと思う。これから行く人は、現地の掲示か隣のスノーピークで確認してほしい。
張る場所
サイトは大きく三つに分かれている。えのきの森エリアは木陰で川に近いが、大きめの石が混じった砂利敷きで地盤は固い。桜のエリアはスノーピークかわの駅おちの真下で、草地が定期的に手入れされている。土手エリアは木陰で川に近く、スペースは狭いがテーブルと椅子が置いてある。
桜のエリアは大勢のファミリーキャンパーでほぼ埋まっていた。土手エリアはソロキャンパーが集まっていたので、今回はここに張った。
案内にある通りソロ向きの区画だが、シルバーウィークの真ん中とあって、どのエリアもテントで埋まっていた。人気の無料キャンプ場というのはこういうことかと思った。
静かな一夜を期待して行く場所ではない。設備と立地に対して無料という条件が強すぎるので、連休は埋まると思っておいたほうがいい。
トイレはスノーピークまで歩く
土手側に仮設トイレがあるのだが、使わなかった。少し距離があるので、バイクでスノーピークかわの駅おちまで行っていた。
ここの水洗トイレは営業時間外でも開放されている。しかもウォシュレット付き。店舗自体は9時から17時、水曜定休だが、トイレだけは夜も朝も使える。無料キャンプ場でこれが成立しているのは相当にありがたい。
歩けば5分から10分ほど。夜中に起きたときのことを考えると、トイレの質を優先してこちら寄りに張るという考え方もあると思う。
川のこと
目の前が仁淀川。仁淀ブルーと呼ばれる水の色で知られる川で、実際に明るい時間に見ると底まで見える。
朝、テントから出て川まで歩くだけで一日が始まる感じがある。この川のそばに2泊できたことが、四国で一番よかったことかもしれない。
買い出しと風呂
買い出しはサンプラザ越知店。9時から20時で、キャンプ場から数分。町の中心部まですぐという立地なので、この点でも困らない。
風呂は2日とも別の場所に行った。到着日は須崎のそうだ山温泉 和。9時から21時(最終受付20時30分)で、支払いは700円だった。四国カルストから下りてきた日は吾北むささび温泉。11時から21時(受付20時まで)、木曜定休で、公式の案内は大人800円だが、JAF割引で700円だった。
到着日にはコインランドリーも使っている。3日目で洗濯物が溜まる頃で、町が近いキャンプ場だとこれが片付く。価格はやや高めで700円(洗濯と乾燥含む)。
連泊して四国カルストへ
連泊した理由は、はっきりしている。翌日に四国カルストへ上がるためだった。
テントを張ったまま空荷で出る。荷物を積んだまま標高1,400mまで上がって、狭い稜線の道を走るのと、空荷で上がるのとでは別の乗り物になる。
朝に荷造りがないぶん出発も早くできるし、戻ってきたときには寝床ができている。四国カルストのような「走ること自体が目的」の道を抱えている日は、前後を拠点で挟むのがいちばん効率がいい。良好なキャンプ場の場合は敢えて連泊を選択するケースも多くなった。
四国カルストの話は別の記事に分けて書く。
無料サイトとしての評価
四国で使った無料キャンプ場三つのなかで、利便性はここが最上位だった。町まで数分、スーパーあり、コインランドリーあり、トイレは24時間使えて、目の前が仁淀川。
そのぶん混む。静けさと引き換えの立地だと割り切れるなら、これ以上ない場所だと思う。山に上がる日の前泊地としては、条件が揃いすぎている。
近くに日帰り温泉がない。佐川町まで下りてもないので、須崎か吾北まで足を伸ばすことになる。到着前に済ませておくか、明るいうちに動いたほうがいい。暗くなってからの山道は避けたいところ。
注意事項
炊事場がない。仮設トイレ横の水道は水を汲む程度の扱いなので、洗い物の段取りは先に決めておく。
ゴミは全量持ち帰り。イベント開催時はキャンプが禁止になる場合がある。春のぼんぼり桜まつり、秋のコスモスまつりの時期は特に事前確認が必要になる。コスモスの育成区画もキャンプ禁止になっている。
公園であって、近隣に住宅がある。夜間の音には気をつけたい。
関連リンク
- 宮の前公園キャンプ場(越知町)
- 宮の前公園キャンプ場(仁淀ブルー観光協議会)
- スノーピークかわの駅おち
- そうだ山温泉 和
- 徳島県|美濃田の淵キャンプ場
- 咸陽島公園キャンプ場
- ツーリング9日間の現地出費が25,500円だった話
他の記録はツーリング記録の一覧にまとめている。






