高知県|四国カルスト縦断ルート|天狗高原から姫鶴平、帰りににこ淵

四国 / 高知県/愛媛県2026.09.21訪問2026.11.02更新ツーリングルート

宮の前公園キャンプ場に連泊して、空荷で四国カルストへ上がった一日。快晴の天空の道を天狗高原から姫鶴平まで走り、梼原で昼を食べて、帰りににこ淵と温泉。走行250km。

四国カルストの風車と、路肩に停めたトライアンフ アメリカLT

四国ツーリング4日目。宮の前公園キャンプ場にテントを張ったまま、空荷で出た。この日のために前日から麓に入っている。

標高1,000mから1,500mの高原を東西に貫く県道383号、通称「天空の道」。ここを走ることがこの日の目的だった。結果として、快晴の一日になった。

ざっくり基本ルート

宮の前公園を7時30分に出発。国道33号を西へ、国道440号に入って南下し、県道303号から天狗高原へ上がる。カルスト上は県道383号を西へ、姫鶴平まで。そこから梼原に下りて昼食。帰りは国道440号、33号、439号と繋いでにこ淵へ寄り、吾北むささび温泉で締めて宮の前に戻った。

走行距離は約250km。日帰りとしては長めだが、空荷なので体への負担は少なかった。大野ヶ原までは行っていない。姫鶴平で折り返して、そのぶんを帰りのにこ淵に回した形になる。

タイムライン

時刻 場所
7:30 宮の前公園キャンプ場 出発
9:00頃 天狗高原 着
10:00頃 姫鶴平周辺巡り
13:00頃 梼原町(昼食)
15:30頃 にこ淵
17:00頃 吾北むささび温泉
18:00頃 仁淀川町ふれあい公園
18:30頃 宮の前公園キャンプ場 着

上がり方の選択

四国カルストへは越知町側から国道33号・440号を使い、地芳峠から縦断線に入るのが最短とされている。今回は440号から県道303号に振って、東端の天狗高原側から入った。

結果としてこれは正解だったと思う。東から入って西へ抜ける形になるので、走るにつれて視界が開けていく。地芳峠から入ると姫鶴平が先に来るので、順番が逆になる。

どちらのルートも最後の区間は道幅が狭く、カーブが連続する。対向車とすれ違うのに気を遣う場面があるので、大型で上がるなら時間に余裕を持ったほうがいい。

天狗高原

東端の天狗高原に着いたのが9時頃。標高1,400m前後。ここから西を向くと、牧草地の上に一本の道が伸びているのが見える。

9時の段階では渋滞はなかったが、10時過ぎには姫鶴平に向かう車で渋滞していた。カルストテラスの駐車場は満車で、その影響もあるかと思う。

天狗高原の標識と、眼下に広がる山並み

快晴で、下界との気温差がはっきり分かる。9月下旬の高知は麓だとまだ暑いが、ここは上着が欲しくなる。この落差が標高1,400mということなのだと思う。

天狗高原には星ふるヴィレッジTENGU(旧天狗荘)があり、宿泊も日帰り利用もできる。天気が崩れたときの逃げ場として覚えておく価値はある。

県道383号を西へ

天狗高原から五段高原を経て姫鶴平まで、県道383号を走る。

県道383号沿いの草原と空
牧草地に寝そべる放牧牛と風車

これが四国カルスト縦断線、天空の道。日本百名道にも選ばれている。両側が牧草地で、牛が放牧されている。視界を遮るものがない。

快晴だったので、遠くまで見えた。カルストは霧が出やすいと聞いていたので、この日に当たったのは運が良かったと思う。

路面は舗装されているが、センターラインのない区間が続く。牛が道に出てくることもあるので、速度を出す道ではない。ゆっくり走って景色を見るための道だと思う。

風は強い。遮るものがないので横風が常にあって、バイクだと気を抜けない場面がある。

姫鶴平

西へ進んで姫鶴平。カルストの中心にあたる場所で、駐車場と宿泊施設、キャンプ場がある。

姫鶴平の看板と牛のオブジェ

ここで折り返した。大野ヶ原までは行っていない。時間の問題もあったが、帰りににこ淵へ寄ることを決めていたので、そのぶんを残した形になる。殆どの観光客も姫鶴平で折り返している印象。

姫鶴平にはキャンプ場があって、標高1,300mの高原に泊まれる。次に来るならここに泊まりたい。ただし水と食料は下から全部持って上がる必要がある。

梼原で昼

カルストから国道440号で地芳峠を越えて下り、梼原町へ。13時頃に「かざぐるま」で昼食をとった。

想像以上に混雑しており、食べ終わるまで1時間くらいかかってしまった。食べたのは蕎麦定食、900円。

かざぐるまの蕎麦定食。炊き込みご飯と柿付き

梼原は山の中の小さな町だが、このあたりで食事ができる場所は限られている。選択肢が少ないぶん1軒に集中するのだと思う。時間を優先するなら、麓のスーパーで買ってカルストの上で食べる組み方のほうが良かったかもしれない。

にこ淵

梼原から国道440号、33号、439号と繋いでにこ淵へ。着いたのは15時30分頃。

観光客が非常に多く、長蛇の列が出来ていた。ピークをずらして夕方頃を目指したが、それでも待ち時間は発生した。

少し滝から遠い場所に駐車して、歩いて滝に向かった。駐車場から階段を下りて滝壺の近くまで行ける。急勾配だった階段は近年整備されて、下りやすくなっている。ただしここでも列ができていて、15分くらいは待った。

滝の目の前まで

にこ淵。滝と青い水をたたえた淵

にこ淵は仁淀川の支流、枝川川にある淵で、仁淀ブルーを代表する場所になっている。

水の色は時間帯と天候で変わる。晴れた日に光が直接入る時間がいちばん青が出ると言われている。この日は快晴だったので条件は良かった。

ここは地元で水神様の住む場所とされていて、遊泳はできない。見るだけの場所だと思って行ったほうがいい。

階段は歩きやすい靴が前提になる。ツーリングブーツでも下りられるが、濡れていると滑る。

吾北むささび温泉

最後に吾北むささび温泉。11時から21時、受付は20時まで、木曜定休。公式の案内は大人800円だが、JAF割引で700円だった。

施設としては規模は小さめで、大きめの内湯が1つのみ。やや高いと思ったがここら辺は温泉も限られているので仕方ないか。温泉感はそれなりにある感じ。

あまりゆっくり出来ないので、1時間程度で出ることとした。

仁淀川町ふれあい公園

仁淀川町ふれあい公園から見下ろした仁淀川

温泉を出て439号を宮の前へ戻る途中、仁淀川町ふれあい公園に寄った。川を見下ろす位置にあって、水面に山が映っている。にこ淵のような鮮やかな青ではないが、本流の仁淀川はこういう静かな色をしている。同じ川の上流と下流を一日で見られるのは、このルートの組み方の役得だと思う。

走ってみて

四国カルストは、走る前に想像していたより「牧場の中の道」だった。北海道の開けた道とも、本州の峠道とも違う。牛がいて、柵があって、その間を舗装路が通っている。

250kmという距離は、カルストだけなら必要ない。上がって下りるだけなら半日で終わる。梼原で昼を食べ、にこ淵に寄り、温泉に入ったぶんが積み上がって、この距離になった。山と水の両方を見る一日になったと思う。

次に来るなら姫鶴平に泊まって、朝と夕方の光でもう一度この道を走りたい。

路面・注意事項

  • 県道383号は例年12月初旬から3月末まで冬季通行止めになる。訪問前に道路状況の確認が必要。
  • カルスト上は霧が出やすい。今回は快晴だったが、視界が一気になくなることがある。霧に入ったら速度を落としてライトを点ける。
  • 放牧牛が道に出てくる。クラクションで追い立てず、通り過ぎるのを待つ。
  • 沿道に店もガソリンスタンドもない。麓で給油してから上がる。食事もカルスト上では取れないので、梼原か麓で済ませる組み方になる。
  • 連休は10時過ぎからカルスト上が渋滞する。カルストテラスの駐車場も満車になるので、上がるなら朝のうちがいい。にこ淵も夕方まで行列が続く。

関連リンク

ほかのキャンプ場やツーリングの記録はツーリング記録の一覧にまとめてある。

※道路状況・施設の営業状況は訪問時点のものです。特に竜泊ラインの通行可否は季節によって変わるため、最新情報をご確認ください。

Road Note

四国カルストへのルートは複数あるが、梼原方面の幹線林道 東津野・城川線(東線)が二車線で快走できるためこちらを利用するのが良い。今回は県道303号を利用したが大型車などは狭路で少し苦労するかもしれない。 ルート上にあまり大きな町(梼原町、仁淀川町くらい)はないため、買い出しやガス欠に注意。

道路状況・施設の営業状況は訪問時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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